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http://www.fujimishobo.co.jp/mystery/search.php?pcd=200707000117
中学生の女のこがいきなり自殺未遂します。
――というところに惹かれて読んだ小説。
鬱っぽい女のこが、すこし前向きになる話。
最後近くの、主人公が斧で人形を叩ッ壊すシーンがやたらと爽快。
こういうのを女のこにやらすことに、意味があるのかも。
やりそうなイメージがないことをやらすっていうカタルシス。
存在する萌えポイントは、百合。
女のこ同士でキスしてたりします。
といっても、話しの流れ的に意味がある行為なので、萌えが前面に押し出されてるわけでもなし。
主人公が全編に渡って死を意識してるので、基本的に暗いんですが、
こういうシーンがあるとある程度は中和されますね。
あとヒロインがボク娘。
印象的な文。
>創作活動とは決して輝かしい行為ではないことを、あたしは改めて痛感させられた。
>(中略)
>もしかしたら、作品にとってリガヤという存在など、蝉の抜け殻にも等しい存在なのではないか。
着想を孕んだならば、痛みを越え、それを産まねばならない。
創作者とは、本質的に女性なのだ!
意味わかりませんね。適当に言ってみました。
>「なっ! バカなこといってんじゃないわよ! あんたに餓死されたら、あたしの目的も果た
>せなくなるんだから! そ、それだけなんだからねっ!」
デフォルトなツンデレ台詞にクスリ。
でもツンというよりは、鬱々としてるから、ウツデレですね。
ところでリガヤは、あの創作でどう海幸を殺すつもりだったんでしょうね。
なんというか惹かれたところが「らしい」ちょいすの作品だね。
それにしても「こんなところで死なれては困る。お前を倒すのはオレだ。」的な台詞はツンデレだったのだね。